〜牛乳を飲んで骨がスカスカになる〜 ミルクパラドックス
戦後の牛乳神話によって生み出された「牛乳はカルシウムの宝庫であり健康食品である」との考え方は思い込みであり、全く逆であることが分かってきました。
その証拠に世界で最も牛乳を多飲するノルウェー人は、日本人に比べて5倍もの骨折率になっています。またアメリカミシガン州のアンドリュース大学で行われた実験では、1600人の女性を対象に穀物菜食をするベジタリアンと肉や乳製品を好んで食べる女性の骨密度を比較しました。
その結果・・・
<80歳までに骨のミネラル損失率>
20年以上ベジタリアングループ 平均18%
肉や乳製品を好むグループ 平均36%
と、2倍近くも損失していた事実が報告されました。
|
カルシウムが豊富にあるはずの牛乳を飲んでいるのに、なぜこんな結果がでるのでしょうか?それは骨や歯を形成するにはカルシウムの他にマグネシウムや鉄、マンガン、ニッケル、亜鉛などのミネラルが必要なのです。
そして肉や乳製品などの動物性食品は体を酸性にするため、酸を中和する目的で骨に蓄えられたカルシウムがどんどん使われ、尿中に排出されていき、最後には骨がスカスカになる病気=骨粗鬆症を招くのです。
|