なぜベジタリアンが急増中?(体のため)
肉がおいしい!
と感じるのは脂肪に含まれている旨みですが、実はこの脂肪が体に悪さをします。
動物性脂肪を摂りすぎると血管にコレステロールが蓄積され、動脈硬化性疾患を引き起こし、心疾患や高血圧症、糖尿病、脳血管障害などの生活習慣病にかかることがすでに指摘されており、アメリカ公衆衛生局の報告によると、アメリカ国内の病気による死亡者の70%が動物性脂肪の食べ過ぎによる生活習慣病で死亡しているといいます。
さらに最近増加しているのが動物性たんぱく質の摂り過ぎによるガンの発生です。
体内に動物性たんぱく質が多くなると、トリプトファンという必須アミノ酸が腸内の細菌によって分解され発ガン性物質、またはこれを生成する物質が促進されます。
(動物性たんぱく質とガンの関連性の調査では、乳がんの発生も多いことも分かっています。)
また肉の中に多量に含まれる鉄分も発ガンを促進すると言われ、肉食自体が多方面から様々な病気を引き起こす原因になっています。
カナダの専門家による調査報告でも、肉食がガンの発生、進行を促すことは否定できないとし、野菜や穀物などの植物性食品を多く摂取する食生活に変えなければ、ますます病気が増加するであろうと警告しています。
狂牛病は喰い違いから!
<狂牛病とは?>
狂牛病は1986年イギリスで初めて発見された牛の中枢神経系の病気で体にケイレンや麻痺を起こし、体重が減少して歩行困難となり、やがて立てなくなって死んでしまう致死率100%の神経病です。
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<狂牛病の原因はプリオン!その正体は?>
プリオンは核を持たずして増殖する非生命体の特殊なたんぱく質!
煮ても、焼いても、ホルマリンに漬けても死なないというハードなやつ!!
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プリオンはもともと人や動物の体内で普通に作られているたんぱく質で、脳神経細胞の働きをコントロールしています。
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ところがなんらかの理由で異常プリオンが発生すると・・・
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正常プリオンを次々と異常プリオンに変え、増殖した異常プリオンが脳に蓄積されて、脳神経細胞が破壊されていきます。
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<プリオンの発生原因は肉骨粉?>
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牛は本来、草食動物!なのに・・・。
くず肉、内臓、脳、骨などをミンチにして脂肪分を取り除いた肉骨粉(病気の肉も混ざっているという)を与えてしまったから。
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肉骨粉によって人工的に共食いさせた結果、それまで自然界に存在しなかった異常プリオンが目覚めることに!!
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<狂牛病にそっくりな人間の病気>
1950年までパプアニューギニア東部に住むフォア族の間では共食いが行われていました。
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その結果「狂牛病」に似た「クールー病」が発症!!
発症すると情緒不安定になり、そううつ、歩行困難、体の震え、全身麻痺、やがて死にいたります。
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狂牛病は現在も進行中です。
そして種の壁を越えて人間にも感染がはじまりました。
その名を「変異型ヤコブ病」といいます。
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人は何を食べる生き物?
<体の構造から分かる本来のヒトの食べ物>
ヒトが本来食べるべき正しい食べ物は、体の構造を見れば分かります!
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ヒトの歯は全部で32本。そのうち20本は穀物をすりつぶすための臼歯で、8本は野菜や果物用の切歯、残りの4本は固い木の実など割るための犬歯となっています。
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ヒトの爪は先の丸い平爪ですが、肉食獣の爪は獲物を捕らえやすいように先のとがった鉤爪(かぎづめ)です。
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ヒトの腸は胴体の長さの12倍ありますが、肉食獣の腸は早く腐る肉の消化を早めるため、胴体の長さの3倍と短くなっています。
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ヒトは物を食べる時、あごを上下左右に動かしますが、肉食獣は上下運動のみです。(咀しゃくは草食動物の特徴)
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ヒトは他の動物に比べて足の速度、跳躍、腕力など弱く獲物を捕らえるのは不向きです
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動物を捕まえて、殺して食べる行為はこころが痛みます。植物の収穫はワクワクし、こころ豊かな気持ちになれます。
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これらの体の構造から、ヒトの正しい食べ物を推測すると・・・
植物性食品を中心とした穀物、野菜、果物などと言えそうです!
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